DCブランド

きみの胸の傷口は——中島伊津子と「ニコル」

『ヌーベル イマージュ』(朝日新聞社)1986年 174-175ページ  もしデザイナー以外の職業を選んでいたとしたら、と突然聞いてみたら、一瞬ポカン、として、「あ……考えたこと……ないですね」『a…

時代の変化

装苑の目次から

はじめに 『装苑』(文化出版局)1991年1月号 文化出版局の発行するファッション誌『装苑』は、『装苑』でないことがあった。つまり『so-en』だったのである。 『装苑』が『so-en』だったのは1…

時代の変化

でんぐりがえって……ピンポンパン体操

鳥のように 鳥のように」大島弓子『別冊少女コミック』(小学館)1972年5月号 67ページ まんが家、大島弓子さんの初期のまんがに「鳥のように」があります。のちの大島さんは、 『ミモザ館でつかまえて…

DCブランド

アド・センターからアンアンへ……金子功と立川ユリ

ほんとうに、幸せそうに 『アンアン』1979年5月5日号は立川ユリを表紙に、「さよならアンアン号」を謳っている。けれど『アンアン』は今も刊行されているし、休刊になったこともない。これは80年代に向け…

DCブランド

一枚のイラストが。長沢節と金子功

まず、先に金子功について 金子功は1939年、山口県に生まれた。姉の購読する『それいゆ』や『ひまわり』に載った中原淳一の絵を好んでいたが、その姉の、洋裁の先生が東京で帽子の講習を受けたとき持って帰っ…