DCブランド=Designer’s & Character’s brand
- ブランド名(英):デザイナー:D or Cとレディースorメンズ(アバウト)
- 当ブログに紹介記事があるものは、リンクを貼っています。
- DCブランド年表もご参照ください。
1967
- ニコル(NICOLE):松田光弘、中島伊津子(83〜):DL
1968
- マダムハナイ(MADAM HANAI):花井幸子:DL
- ロペ(ROPÉ):ジュン:CL
- やまもと寛斎(KANSAI):山本寛斎:DL
1969
- コム・デ・ギャルソン(COMME des GARÇONS):川久保玲:DL
1970
- ビギ(BIGI):菊池武夫、稲葉賀恵:DL
- ジャップ(JAP)、ケンゾー(KENZO):高田賢三:DL
- ミルク(MILK):大川ひとみ:DL
1971
- イッセイミヤケ(ISSEY MIYAKE):三宅一生:DL
- バツ(BA-TSU):松本瑠樹:DL
1972
- ワイズ(Y’s):山本耀司:DL
- アトリエサブ(ATELIER SAB):田中三郎:DL
- モガ(MOGA):稲葉賀恵:DL
- ピンクハウス(PINK HOUSE):金子功:DL
1973
- メルローズ(MELROSE):横森美奈子:DL
1974
- ムッシュニコル(MONSIEUR NICOLE):松田光弘、小林由紀雄(83~):DM
- ミルクボーイ(MILK BOY):大川ひとみ:DM
1975
- イッセイスポーツ(ISSEY SPORTS):三宅一生、津森千里(77〜):UNI
- メンズビギ(MEN’S BIGI):菊池武夫、今西裕次:DM
- メンズバツ(MEN’S BA-TSU):松本瑠樹:DM
- アーストンボラージュ(arrston volaju):佐藤孝信:DM
1976
- マダムニコル(MADAME NICOLE):松田光弘:DL
- ハーフムーン(half moon):菊池武夫:DL
- ズズ(ZOU ZOU):山県清臣:DL
- グラス・メンズ(GRASS MEN’S):斎藤純:DM
- コムサ・デ・モード(COMME ÇA DU MODE):ファイブフォックス:CL
- パーソンズ(PERSON’S):吉川英彦:パーソンズ:CL
1977
- ビバユー(VIVA YOU):中野裕通:サンエー・インターナショナル:CL
- メンズメルローズ(MEN’S MELROSE):荻野明、神山俊夫:DM
1978
- ジュンココシノ(JUNKO KOSHINO):コシノジュンコ:DL
- コム・デ・ギャルソン・オム(COMME des GARÇONS HOMME):川久保玲:DM
- イッセイミヤケ・メン(ISSEY MIYAKE MEN):三宅一生:DM
- バルビッシュ(BARBICHE):菊池武夫、小栗壮介:DM
- パパス(PAPAS):荒牧太郎:DM
- アバハウス(ABAHOUSE)::CM
1979
- ゼルダ(ZELDA):甲賀真理子:DL
- ワイズ・フォー・メン(Y’s for men):山本耀司:DM
- チューブ(TUBE):斎藤久夫:DM
- パシュ(PASHU):細川伸:DM
1980
- ミスタージュンコ(Mr.Junko):コシノジュンコ:DM
- ブリックス・モノ(BRICKS MONO):高橋幸宏:DM
1981
- ヨシエイナバ(YOSHIE INABA):稲葉賀恵:DL
- ニコルクラブ(NICOLE CLUB)::DL
- トリコ コム・デ・ギャルソン(tricot COMME des GARÇONS):川久保玲→渡辺淳弥→栗原たお:DL
- ローブ・ド・シャンブル コム・デ・ギャルソン(robe de chambre COMME des GARÇONS):川久保玲:DL
- ヨウジヤマモト・ファム(Yohji Yamamoto FEMME):山本耀司:DL
- プランテーション(PLANTATION):三宅一生:UNI
- フィッチェ(FICCE):小西良幸:DL
- ペイトンプレイス(PEYTON PLACE):ファイブフォックス:CL
- コムサ・デ・モード・メン(COMME ÇA DU MODE MEN):ファイブフォックス:CM
1982
- インゲボルグ(INGEBORG):金子功:DL
- ヒロココシノ(HIROKO KOSHINO):コシノヒロコ:DL
- エーティー(A.T):田山淳朗:DL
- フォーティーナイン・アヴェニュー・ジュンコシマダ(49AV.junko shimada):島田順子:DL
1983
- トキオクマガイ(TOKIO KUMAGAI):熊谷登喜夫:DL
- アツキオオニシ(ATSUKI ONISHI):大西厚樹:DL
- K.T.コムサ・デ・モード(K.T.COMME ÇA DU MODE):高瀬清子:DL
- ケンゾー・オム(KENZO HOMME):高田賢三:DM
- カンサイ・マン(KANSAI MAN):やまもと寛斎:DM
- アトリエサブ・フォー・メン(ATELIER SAB FOR MEN):田中三郎:DM
- I.S.チサトツモリ・デザイン(I.S. Chisato Tsumori Design):津森千里:UNI
1984
- ケンショウ(KENSHO):安部兼章:DL
- ヒロミチナカノ(HIROMICHI NAKANO):中野裕通:DL
- コム・デ・ギャルソン・オム・プリュス(COMME des GARÇONS HOMME PLUS):川久保玲:DM
- ヨウジヤマモト・プール・オム(Yohji Yamamoto POUR HOMME):山本耀司:DM
- ニコルクラブ・フォー・メン(NICOLE CLUB FOR MEN):松田光弘:DM
- セーラーズ(SAILORS):三浦静加:CL
- パーソンズ・フォー・メン(PERSON’S FOR MEN):パーソンズ:CM
1985
- タケオキクチ(TAKEO KIKUCHI):菊池武夫:DM
- トキオクマガイ・オム(TOKIO KUMAGAI HOMME):熊谷登喜夫:DM
- カールヘルム(Karl Helmut):金子功:DM
- ペイトンプレイス・フォー・メン(PEYTON PLACE FOR MEN)(PPFM):ファイブフォックス:CM
- ジェーンマープル(Jane Marple):村野めぐみ:DL
1987
- コム・デ・ギャルソン・オム・ドゥ(COMME des GARÇONS HOMME DEUX):川久保玲:DM
- ヒロミチナカノ・レスピエーグル(HIROMICHI NAKANO L’espiégle):中野裕通:DM
1988
- コム・デ・ギャルソン・シャツ(COMME des GARÇONS SHIRT):川久保玲:DM
1989
- マリココウガ(MARIKO KOUGA):甲賀真理子:DL
スタート時期不明のブランド
キャラクターズ
・ポッシュボーイ(POSH BOY):山喜:CM
・バッソー(BASSO): :CL
・ジュンメン(JUN MEN):ジュン:CM
・ドモン:ジュン:CL
・フランドル:奥林美智子:フランドル:CL
他多数……。良い参考文献等ご存知の方いらっしゃいましたら教えてください。
DCブランドについていくつか
デザイナーズ・ブランド
デザイナーがブランドのイメージを牽引。春夏・秋冬にコレクションを披露することも多い。デザイナー自身が経営権を持つこともある。
キャラクターズ・ブランド
企業がブランドのイメージ作り、商品製作に取り組む。ブランド自体にひとつの「キャラクター」(特徴、個性といった感じで、スヌーピーのようなキャラクターではない)があるのが特徴的。
これが「DCブランド」のDとCです。しかし、世界的にも有名なコム・デ・ギャルソンと、アパレル企業ファイブフォックスが展開していたコムサ・デ・モードを並べるこの概念は、今見てみると変かもしれません。それに高瀬清子が自身の名を冠したK.T.コムサ・デ・モードという存在もあり、こうなるとデザイナーズかキャラクターズか、の区別すらあいまいです。
さらにはラルフローレンのような海外デザイナーズブランド(ただし、この場合ライセンス商品もあり、どこまでデザイナーズと言えるか……?)やフィラなど海外キャラクターズブランド、同時期(80年代前半)流行したロカビリースタイル(ピンクドラゴンなど)、文化屋雑貨店・大中で展開されたチープシックの服、日本ではなくパリでスタートした入江末男のイリエ、DCブランドブーム以前から人気のあった森英恵や鳥居ユキといった人々のブランド、VANなどアイビースタイル、ビームスなどセレクトショップのオリジナルブランド……と、80年代の多様な既製服の世界をどこまで「DCブランド」で括るか、はとても恣意的なことで、一概には言えません。
そのため、この「一覧」では網羅することは考えず(というかすべてのブランドを書き尽くすか・あるいは網羅できないか・の2択になって、たぶん、それはできないのです)。80年代文化を考える一環として代表的(?)なところを記録したいと考えています。ということで、かなり私の「恣意的」判断となっていることをご了承ください。
また、今「DCブランド」というときにはニコルやピンクハウス、コムサ・デ・モード、コム・デ・ギャルソンなど国内ブランドをイメージして使われることがほとんどと思いましたので、当記事では国内ブランドのみを取り上げています。
最後に、これは完全に好みで申し訳ありませんが、私はニュートラ、ボディコンなどコンサバファッションより、オリーブ少女、カラス族などニューウェーブ、アバンギャルドファッションが好きで、前者より後者のブランドの比重は高いと思います。
また、制作中につき、不明点を空白にしているほか、誤りがありましたら教えていただければ謹んで訂正いたします。
ブランド同士の関連
ニコルつながり
松田光弘
・ニコル(1967~)L
・ムッシュニコル(1974~)M
・マダムニコル(1976~)L
・ニコルクラブ(1981~)L
・マツダ(1983~)L
甲賀真理子
・ゼルダ(1979~)L
・マリココウガ(1989~)L
金子功
・ピンクハウス初期に関係があった
ビギつながり
菊池武夫
・ビギ(1970~)L
・メンズビギ(1975~)M
・バルビッシュ(1978~)M
・ハーフムーン(1976~)L
(1985年からワールドに移籍し、タケオキクチを展開)
稲葉賀恵
・モガ(1972~)L
・ヨシエイナバ(1981~)L
金子功
・ピンクハウス(ブランド立ち上げ1972~、ビギグループ1980~)L
大西厚樹
・アツキオオニシ(1983〜)L
(最初はビギグループのブランド「キャトルセゾン」のチーフデザイナーだったが、後にブランド名を自身の名前である「アツキオオニシ」に変更した)
横森美奈子
・メルローズ
・メンズビギ
・ハーフムーン
・バルビッシュ
小栗壮介
・バルビッシュ
神山俊夫
・メルローズ
・メンズメルローズ
荻野明
・メンズメルローズ
今西勇次
・メンズビギ
イッセイミヤケつながり
三宅一生
・イッセイミヤケ(1971~)L
・イッセイスポーツ(1975~)L
・イッセイミヤケ・メン(1976~)M
・プランテーション(1981~)L
津森千里
・イッセイスポーツを1977年から担当
・I.S. Chisato Tsumori Design(1983~)L