DCブランド年表(制作中)

2020年12月15日

制作中につき、誤り等ありましたらご了承ください。

1960(昭和三五)年

イベント

  • コシノジュンコ、第7回装苑賞を最年少(19歳)で受賞。同回では、松田光弘、高田賢三もリズムミシン賞(佳作)を受賞している。
『装苑』(文化出版局)1960年7月号 156ページ

1961(昭和三六)年

イベント

  • 高田賢三、第8回装苑賞を受賞。

『装苑』(文化出版局)1961年1月号 214ページ  

1962(昭和三七)年

ビジネス

  • 丸井新宿店、開業。

1963(昭和三八)年

イベント

  • 三宅一生、第一回コレクション「布と石の詩」を発表。

1964(昭和三九)年

ブランド

  • 菊池武夫、注文服(CM用コスチューム等)の制作をスタート。
  • 荒牧太郎、原宿セントラルアパートに「マドモアゼルノンノン」一号店開店。

1966(昭和四一)年

ビジネス

  • 5月、『森英恵流行通信』創刊。
  • コシノジュンコ、青山にブティック「コレット」開店。

1967(昭和四二)年

イベント

  • 山本寛斎、第21回装苑賞を受賞。

『装苑』(文化出版局)1967年4月号 166ページ

ビジネス

  • 3月、松田光弘、数寄屋橋阪急にブティック、ニコル開店。

ブランド

  • 3月、松田光弘、ファッション・ブランド「ニコル」を立ち上げる。

1968(昭和四三)年

イベント

  • 熊谷登喜夫、第24回装苑賞を受賞。

ビジネス

  • 4月、西武百貨店渋谷店、開業。
  • 11月、青山にニコル直営店1号店がオープン。
  • 花井幸子、銀座にマダム花井をオープン。
  • 西武百貨店渋谷店A館にファッション・コーナー「カプセル」開店。山本寛斎の作品も置かれる。

ブランド

  • 花井幸子、「マダムハナイ」をスタート。

1969(昭和四四)年

イベント

  • 山本耀司、第25回装苑賞と遠藤賞を受賞する。
『装苑』(文化出版局)1969年4月号 160ページ
  • 田中三郎、第26回装苑賞を受賞する。

ビジネス

  • 『森英恵流行通信』が『流行通信』に誌名変更。PR誌からファッション誌へ。

ブランド

  • 川久保玲、「コム・デ・ギャルソン」を立ち上げる。

1970(昭和四五)年

イベント

  • 5月、金子功、初めてのコレクションを行う。
  • 高田賢三、ギャラリー・ヴィヴィエンヌでのショーでパリ・コレクションに初参加。

ビジネス

  • 3月、『an・an』創刊。
  • 4月、三宅一生、三宅デザイン事務所を設立。
  • 4月7日、 高田賢三、パリで「ジャップ」を開店。
『装苑』(文化出版局)1970年6月号 152、153ページ
  • 9月10日、原宿にブティック・ビギ1号店オープン。
『装苑』(文化出版局)1970年12月号 116、117ページから構成
  • 大川ひとみ、原宿にミルクを開店。

ブランド

  • 高田賢三による「ジャップ」「ケンゾー」、スタート。
  • 菊池武夫らによる「ビギ」、スタート。
  • 大川ひとみ「ミルク」スタート。

1971(昭和四六)年

イベント

  • 三宅一生、ニューヨークで「イッセイミヤケ」として最初のコレクションを発表(NYでの発表は日本人初)。
  • 5月、山本寛斎、ロンドンでの最初のショー「カンサイ・イン・ロンドン」を開催(日本人初)。

1972(昭和四七)年

イベント

  • 山口小夜子、パリ・コレクションにデビュー。
  • 青山や原宿でマンション・メーカー隆盛。
  • 松田光弘と金子功、春に「ニコル&ピンクハウス」のショー開催。

ビジネス

  • 金子功、「ピンクハウス」1号店を開店。

ブランド

  • 金子功、ニコルから「ピンクハウス」を発表。
  • 山本耀司、「ワイズ」をスタート。
  • 田中三郎、「アトリエ・サブ」をスタート。
  • 稲葉賀恵、「モガ」をスタート。

1973(昭和四八)年

イベント

  • 三宅一生、パリ・コレクションに「イッセイ・ミヤケ秋冬コレクション」で初参加。
  • 山本寛斎、デヴィッド・ボウイのNYコンサートでの衣装を担当。

 ビジネス

  • 5月、山本寛斎、ブティック寛斎(原宿店)を開店。
  • 6月、渋谷パルコ・パート1が開業。

1974(昭和四九)年

イベント

  • 1月、東京のオリンピック記念青少年総合センターで、山本寛斎と三宅一生によるジョイントショー「ISSAY WITH KANSAI‥SHOW」開催。
  • 山本寛斎、パリコレクションに初参加。

ビジネス

  • 3月、三宅一生、イッセイミヤケ一号店を外苑前、パズル青山ビルに開店。
  • 丸井ニュー新宿店、開業。

ブランド

  • 松田光弘らの提唱で「TD6」(トップ・デザイナー・6)が発足。メンバーは松田光弘(ニコル)、菊池武夫(ビギ)、山本寛斎(やまもと寛斎)、金子功(ピンクハウス)、コシノ・ジュンコ(ジュンココシノ)、花井幸子(ユキコハナイ)。
  • 3月、松田光弘、「ムッシュ・ニコル」でメンズに進出。
  • 大川ひとみ、「ミルク・ボーイ」を立ち上げ。メンズに進出。

1975(昭和五〇)年

イベント

  • 川久保玲、東京コレクションに原宿パレフランスのショーで初参加。

ビジネス

  • 山下和正設計によるフロム・ファースト・ビルが南青山に竣工。
  • 川久保玲、コム・デ・ギャルソン青山店をフロム・ファースト・ビルに開店。
  • 9月、三宅一生、パリにイッセイミヤケを海外1号店として開店。
  • 12月、渋谷パルコ・パート2が開業。
  • 田山淳朗、株式会社ワイズに入社。
  • 中島伊津子、株式会社ニコルに入社。

ブランド

  • 「メンズビギ」、スタート。
  • 「メンズバツ」、スタート。
  • 「アーストンボラージュ」、スタート。

1976(昭和五一)年

イベント

  • 三宅一生、1976年秋冬のコレクションで初めてメンズを発表。

ビジネス

  • 6月、『POPEYE』創刊。
  • 6月、三宅一生、イッセイミヤケをフロム・ファースト・ビルに開店。
  • 山本耀司、初の直営店を青山ベルコモンズに開店。
  • 原宿にパーソンズ1号店が開店。
  • 株式会社ファイブフォックス、設立。

ブランド

  • 「パーソンズ」、スタート。
  • 「コムサ・デ・モード」、スタート。

1977(昭和五二)年

イベント

  • 山本耀司、東京コレクションに初参加。
  • 山口小夜子、『ニューズウィーク』の「世界のトップモデル6人」に選ばれる。

ビジネス

  • 津守千里、株式会社イッセイミヤケインターナショナルに入社。
  • 10月、山本寛斎、パリにブティック寛斎を開店。
  • 渋谷パルコ・パート2にデザイナーズ・ブティックが集積。

ブランド

  • 津守千里、「イッセイミヤケスポーツ」のデザイナーに就任。
  • 「ビバユー」、スタート。

1978(昭和五三)年

イベント

  • コシノ・ジュンコ、パリ・コレクションに初参加。
  • 菊池武夫、パリ・コレクションに初参加。日本人初のパリでのメンズ発表。

ビジネス

  • 4月、株式会社ヴァンヂャケット、倒産。
  • 10月、ラフォーレ原宿、渋谷区神宮前交差点に開業。
  • 大西厚樹、ビギグループのキャトルセゾンに入社。

ブランド

  • イッセイミヤケからメンズが「イッセイミヤケ・メン」として独立。
  • 「コム・デ・ギャルソン・オム」、スタート。川久保玲、メンズの制作を始める。
  • 荒牧太郎、「パパス」をスタート。
  • 「アバハウス」、スタート。

1979(昭和五四)年

イベント

  • 9月25日、YMOの『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』が発売。テクノポップ、テクノカットの流行のきっかけとなる。

ブランド

  • 山本耀司、メンズの制作を始める。

1980(昭和五五)年

イベント

  • 安部兼章、第48回装苑賞を受賞。
  • 田中康夫、「なんとなく、クリスタル」で第17回文藝賞を受賞。

ビジネス

  • 7月、『BRUTUS』創刊。

ブランド

  • 「無印良品」、スタート。

1981(昭和五六)年

イベント

  • 川久保玲、パリ・コレクションに初参加。
  • 山本耀司、パリ・コレクションに初参加。
  • 山本耀司、田園コロシアムで有料ファッションショーを開催。約7000人を集める。
  • 島田順子、パリでジュンコシマダとして初のコレクションを発表。

ビジネス

  • 9月、渋谷パルコ・パート3、開業。
  • 『MR.HIGH FASHION』1981年秋冬号で創刊。
  • 熊谷登喜夫、パリにブティック1号店を開店。
  • 中野裕通、株式会社サンエー・インターナショナルに入社。

ブランド

  • 12月、三宅一生、「プランテーション」をスタート。
  • 小西良幸(ドン小西)、「フィッチェ」を立ち上げる。
  • 稲葉賀恵、「ヨシエイナバ」を立ち上げる。
  • 「コムサ・デ・モード・メン」(ファイブフォックス)、スタート。
  • 「ペイトンプレイス」(ファイブフォックス)、スタート。

1982(昭和五七)年

イベント

  • 3月、川久保玲がパリ・コレクションで「黒服、穴開きニット」などの作品を発表(82-83年秋冬コレクション)。
  • 10月、山本耀司がパリで83年春夏コレクション発表。川久保と合わせ、後に「黒の衝撃」と呼ばれるインパクトを与える。
  • 山本耀司、ニューヨーク・コレクションに初参加。
  • 秋ごろ「カラス族」流行。

ビジネス

  • 1月、松田光弘、ニューヨークにマツダ・ニューヨークを開店。
  • 6月、『Olive』創刊。
  • 川久保玲、パリにコム・デ・ギャルソンの店舗を開店。
  • 島田順子、代官山に49AV.junko shimadaの店舗を開店。

ブランド

  • 金子功、「インゲボルグ」をスタート。
  • 田山淳朗、「A.T.」をスタート。

1983(昭和五八)年

イベント

  • 5月、松田光弘、ニューヨーク・コレクションにてMATSUDAを発表。
  • ビギグループの8人の若手デザイナーによるコレクション「東京主義」開催。大西厚樹の初コレクションが発表される。
  • 川久保玲、第一回毎日ファッション大賞を受賞。

ビジネス

  • 川久保玲、ニューヨークにコム・デ・ギャルソンの店舗を開店。
  • 三宅一生、イッセイミヤケ・メンの店舗を南青山に開店。
  • 無印良品、初の路面店を青山に開店。

ブランド

  • 大西厚樹、「アツキオオニシ」をスタート。
  • 津守千里、イッセイミヤケスポーツを「I.S. チサト・ツモリ・デザイン」に変更。チーフデザイナーとなる。
  • 中島伊津子、ニコルのチーフデザイナーを松田光弘から引き継ぐ。
  • 田中三郎、「アトリエサブ・フォー・メン」をスタート。

1984(昭和五九)年

イベント

  • 『an・an』9月21日号に、「現代思想界をリードする吉本隆明の『ファッション』」の記事掲載。コム・デ・ギャルソン論争起こる。
  • 山本耀司、パリ・コレクションで初のメンズを発表。
  • 川久保玲、パリ・コレクションで初のメンズを発表。
  • 三宅一生、第二回毎日ファッション大賞を受賞。

ビジネス

  • 菊池武夫、株式会社メンズビギから株式会社ワールドに移籍。
  • 青山にワイズ・スーパーポジション、開店。
  • セーラーズの店舗が渋谷にオープン。

ブランド

  • 菊池武夫、移籍に伴い新ブランド「タケオキクチ」を立ち上げる。
  • 安部兼章、「ケンショウ」を立ち上げる。
  • 中野裕通、「ヒロミチナカノ」をスタート。
  • 「パーソンズ・フォー・メン」、スタート。
  • 「セーラーズ」、スタート。

1985(昭和六〇)年

イベント

  • 2月、三宅一生、イッセイミヤケ・メンとしてパリコレクションに参加。
  • 4月、読売新聞社主催の東京プレタポルテコレクション開催。
  • 7月、東京ファッションデザイナー協議会「CFD」発足。発起人は、川久保玲(コム・デ・ギャルソン)、松田光弘(ニコル)、三宅一生(イッセイミヤケ)、森英恵(ハナエモリ)、山本寛斎(カンサイ)、山本耀司(ヨウジヤマモト)。
  • コシノ・ジュンコ、北京で中国最大のショーを開催。
  • 高田賢三、第三回毎日ファッション大賞を受賞。
  • 津守千里、第三回毎日ファッション大賞新人賞を受賞。
  • やや『夜霧のハウスマヌカン』、ヒット。
  • 「ボディコン」、流行の兆し。

ブランド

  • 熊谷登喜夫「トキオクマガイ・オム」を立ち上げる。

1986(昭和六一)年

イベント

  • 山本耀司、第四回毎日ファッション大賞を受賞。
  • 田山淳朗、第四回毎日ファッション大賞新人賞を受賞。
  • パリ・ポンピドゥセンターでコム・デ・ギャルソンの写真展「MODE ET PHOTO」開催。
  • 7月18日発売の、『フライデー』(8月1日号)に「『押すな押すな』と学校さぼった若者五千人、DCブランドのバーゲンはオバさんいません」の記事掲載。新宿丸井ヤング館での行列を報じたもの。同号は、7月11日に新宿の丸井三店だけで8万人の客が入ったと報じる。
  • 7月25日、丸井渋谷店、ラフォーレ原宿で行われたDCブランドのバーゲンに開店前、300メートル近くの行列。各地で行列続く。

ビジネス

  • 5月、『MEN’S NON-NO』創刊。
  • 12月、『Boon』創刊。
  • 丸井新宿店メンズ館、開業。

1987(昭和六二)年

イベント

  • 熊谷登喜夫、第五回毎日ファッション大賞を受賞。
  • 安部兼章、第五回毎日ファッション大賞新人賞を受賞。

ビジネス

  • 9月、松田光弘、パリにマツダ・パリをオープン。

ブランド

  • 10月25日、熊谷登喜夫、エイズにより亡くなる。

1988(昭和六三)年

ビジネス

  • 島田順子、東京にジュンコ・シマダ・インターナショナルを設立。

ブランド

  • 3月14日、中島伊津子、自殺する。

1989(昭和六四・平成元)年

イベント

  • 中野裕通、第七回毎日ファッション大賞新人賞を受賞。

ビジネス

  • 11月、『CUTiE』創刊。

この年表は制作中のものであり、内容の正確性を保証するものではありません。